ベトナム人気リゾートエリア「ダナン・ホイアン」「フーコック」「ニャチャン」を不動産投資の観点から紹介

ニャチャン ベトナム不動産情報

ベトナムのリゾートエリアにも外国人が購入可能な不動産物件の建設が進められています。大都市であるホーチミン市やハノイ市とは異なり、駐在員の居住目的だけではなくコンドテルと呼ばれる短期滞在者も対象となる物件やリゾートホテルなどの物件も増えるのが特徴です。

この記事ではベトナムで不動産の開発が続いている3つの人気リゾートエリア、「ダナン・ホイアン」「ニャチャン」「フーコック」について紹介します。

ダナン・ホイアンエリア

ダナン

ベトナム中部のダナン市は人口100万人を超えているベトナム第3の経済極でもあり、そして世界中から観光客が集まるリゾートエリアでもあります。国内の人口もある程度あり、そしてリゾート需要もあることから多くの不動産開発プロジェクトが進められています。なお、このエリアに居る外国人としては、アジア人観光客(主に中国、韓国、日本)やビジネス目的の滞在や駐在はダナンに多く、欧米人観光客はホイアンを目指す事が多いという特徴があります。
ダナン市の中心部からたった3kmのところにダナン国際空港があり、ベトナム全土と航空便で結ばれている他、国際線も数多く就航しています。日本からは成田国際空港、羽田国際空港、関西国際空港の3空港との間に定期便が就航しています。

ダナン市の高級アパートとしては2012年に完成した34階建てのアズーラを皮切りに、ダナンプラザ、バクダンコンプレックス、F HOME、などがあり、最近完成したヒヨリガーデンタワーは日本のサンフロンティア不動産による開発ということで注目されています。これらの高級アパートにはどこも日本人駐在員など、外国人も多く居住しています。

ダナン市のハン川沿いのエリアには主に居住向けのサービスアパートやオフィスビル、商業施設が多く立ち並んでおり、ベトナム人中流層~富裕層や外国人駐在員が住んでいることが多いです。

海側にはリゾート需要も見込んだコンドテルやホテル物件が多く開発されています。このエリアでは世界的な5つ星リゾートなどのヴィラやユニットに投資をすることも可能です。賃料収入をもらいつつ、年間決められた宿泊数のバウチャーが付与されるという契約になるなど、通常の物件とは異なる契約となることもあります。このエリアでは、フラマヴィラズ、フォーポイントシェラトン、ナマンレジデンス、ウインドハムソレイユ、ココベイなど数多くのリゾートプロジェクトが進められています。

ホイアンエリアもリゾート物件が多数販売されており、ザ・パール・ホイアンやマリブホイアンなど海沿いのリゾート開発も進められています。また、X2ホイアンリゾート&レジデンスのような大型ヴィラの物件も点在しています。豊かな自然と美しい海が特徴的であり、そしてもちろん世界遺産の街ホイアンへもすぐにアクセスできるという好立地のため今後更に人気が出てくると予想しています。

ニャチャンエリア

ニャチャン

ニャチャンはベトナム屈指のビーチリゾート。9月から12月が雨季となっているのですが、11月の1ヶ月を除けば月の半分程は雨がふらずに海が楽しめるという晴天率の高さがニャチャンの強み。一年中リゾート気分を楽しめることから外国人観光客、特にロシア人と中国人観光客を中心に人気があります。
ニャチャン市は人口50万人ほどの都市であり、産業は観光業が盛んな他、造船業や漁業などの産業があります。その産業構造から、外国人駐在員の数はそれほど多くはありません。南に30キロほどのところにあるカムラン国際空港がニャチャンの玄関口となっており、ベトナム国内はもちろん中国、ロシア、韓国など国際線も就航しています。市内中心部にはニャチャン駅があり、ホーチミンからは7時間ほどで到着することができます。なお、
2050年を目処に開業予定の高速鉄道が、現在の計画ではホーチミン市からニャチャンまで先行開業する予定となっており、その高速鉄道が完成した場合は1時間台で結ばれる予定となっており、ホーチミン市との経済及び観光面での結びつき強化が予想されています。
ここ数年でショッピングモールが3件開業し、また、長らく空き地となっていたニャチャン空港跡地の区画整理が現在進められているなど現地経済の発展に合わせた形で街の中心部の様子も大きく変わりつつあります。

南北に伸びる海岸線に沿って多数の高層リゾートコンドテル物件が開発されており、ザ・コスタのような超ハイグレード物件から、ムオンタンラグジュアリーのような中グレード物件まで数多くの投資対象物件を見つけることができます。

また、ベトナムの巨大コングロマリットであるビングループの本拠地ということもあって、ビングループの開発するリゾート物件が数多く販売されており、その物件のほとんどは独立したヴィラタイプとなっています。

フーコックエリア

フーコック島

フーコック島はベトナムの南西、タイランド湾に浮かぶ島で、淡路島と同じ程度の大きさの島です。人口は10万人前後で主要産業は漁業とヌックマムと呼ばれるベトナムの魚醤の生産、そして胡椒を中心とした農業です。また、数十年前から真珠の養殖が行われるようになりました。胡椒、真珠、ヌックマム、どれもベトナムの中でも高品質という評判であり、ベトナム全土に向けて出荷されている他輸出も行われています。

観光産業も島の経済を支えるとても重要な産業であり、2012年に新フーコック国際空港が開業し、タイ、マレーシアや香港などに国際線も就航しており、観光客数は増加を続けています。

フーコック島の街は島の中北部にあるユーンドンという最大都市と、南部の港町アントイの2つがあります。リゾートエリアは島の全域に点在しており、それぞれの土地の特色を活かしたホテルが立ち並んでいます。
ユーンドンから西海岸南側のエリアは大規模な区画整理と整地が行われ、今ではインターコンチネンタルホテルやノボテルホテル等が立ち並んでおり、ヴィラやコンドテル物件の開発が至るところで行われています。
観光客向けはもちろん、リタイヤ後の住居としての需要もある程度あると考えられます。

リゾートエリアの不動産物件まとめ

ベトナムのリゾート物件の特徴としては、厚い内需が存在するということ。もちろん外国人観光客の割合も多いのですが、ベトナムではホーチミンにゃハノイの大都市からの国内旅行の需要や、ベトナム人富裕層・中間層による別荘としての購入や投資不動産購入が一定数あるのが特徴です。逆に言えばベトナム人投資家も良い物件を狙っているので競争力が高くなり、より正確な情報を早く入手して、素早く決断していくことも大事になっていきます。

投資目的としてはもちろん、たまに訪れてリゾートステイを楽しむ、そういう不動産投資ができるのはベトナムリゾート不動産投資の魅力。ぜひご検討いただければと思います。

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