ベトナムの大手デベロッパーベスト5の企業を知ることで物件評価に活かす

2020年ベトナム不動産企業トップ10 ベトナム不動産情報

今回の記事ではベトナムにおける大手デベロッパーについて紹介したいと思います。日本では不動産を購入する際にデベロッパーによる品質の差異などを意識せずとも品質の良い建物がある程度手に入るという状況になっておりますが、昔はそうではない時代がありました。いまのベトナムでは、デベロッパーにより建築物の品質や瑕疵時の補償、対応等が大きく異なっていると言われています。ベトナムでの不動産はプレビルド方式で販売されており、建物が完成する前に購入することになり、購入後の品質トラブル等のリスクは日本に比べても大きいのが実情です。このリスクを最小化するためには立地や設備だけではなく、実績のある大手デベロッパーが開発した不動産という視点も欠かせません。

ベトナムの調査会社によるデベロッパートップ10の会社の中でも、特に不動産投資を考える上で重要となるであろう上位5社を紹介します。

ビンホームズ(VINHOMES)

ベトナム最大級のコングロマリットであるビングループの不動産開発。ビングループは商業施設運営、オフィスビル運営、アミューズメントパーク運営、ホテル運営、自動車生産、病院経営、学校経営などの事業を持っており、グループシナジーを生かして建物だけではなく街を作る事ができるのも特徴です。

ホーチミン市ビンタイン区にあるビンホームズセントラルパークという開発エリアは日本人居住者も多い総戸数1万戸を超えた大型プロジェクトであり、中心には2020年現在東南アジア最高層ビルであるランドマーク81(高さ461m)を擁します。川に面した大きな公園や、病院(ビンメック)、スーパーマーケット(ビンマート)、幼稚園~高校(ビンスクール)、ショッピングモール(ビンコムセンター)等生活インフラをグループ内企業ですべて賄っているのもビングループの特徴です。プール、レストランやジム、商業施設なども全て揃っており、街区内で生活を完結することもできる街全体の開発というのが特徴です。

ホーチミン市では9区にもビンホームズグランドパークという名称の更に大きな街を開発している他、ハノイ市のザーラム区でもビンホームズオーシャンパークという超大型プロジェクトが進行中です。

ノバランド(NOVALAND)

ホーチミン市ではビンホームズと並ぶ知名度を誇るノバランド。ベトナム南部に特化しており、居住用建物だけではなくホテルやショッピングモールの開発も行っています。

ホーチミン市1区を臨む対岸の4区の運河沿いにはサイゴン・ロイヤルやリバーゲートを始め多数のアパートを開発している他、1区南部にはザ・グランド・マンハッタンというハイグレードアパート、2区にはサンアベニュー、フーニャン区のザ・プリンスなどホーチミン市の主要エリアにの数多くのプロジェクトを展開しています。

エコパーク(ECOPARK)

ハノイ市のすぐ隣のフンイェン省に本社を置き、ハノイ周辺省での大規模開発を手掛けるデベロッパー。日本人が居住するエリアの物件は少ないのですが、ハノイ市内、そしてのベッドタウンや、または産業の拠点として今後の成長が期待されるハイズオン省、フンイェン省、ベトナム中部のトゥアティエンフエ省などで開発を行っています。

ハノイ中心部から15kmほどの、フンイェン省に位置するエコパーク街区では、人間と自然の調和というテーマで居住用施設やオフィスビルの他に病院、大学、映画館、ゴルフコースなども開発を進めており、自然豊かなハノイ市の通勤圏としても注目されています。

フーミーフン開発(PHU MY HUNG)

ホーチミン市7区のフーミーフン新都市区を開発するデベロッパーであり、1993年よりホーチミン市の南部7区の750ヘクタールにも及ぶエリアを開発しています。1997年からはこのエリアにホーチミン市日本人学校が開発区内に設置されています。道路を通すことから始まったという開発は台湾人学校、韓国人学校、インターナショナルスクールなどの教育機関や、FV病院を始めとした医療機関、クレセントモールなどの商業施設などが揃い、ホーチミン市南部の副都心とも呼べる存在になっています。

運河や緑の多い公園に囲まれた家族向け物件であるリバーパークプレミアや、日系3社(大和ハウス、野村不動産、住友林業との合弁)との合弁で開発され、桜が植樹される公園を擁するミッドタウンなどは多くの日本人居住者に選ばれる物件となっているようです。シンガポールのこの桜は一年に2回花を咲かせるということで、常夏のホーチミンにおいても日本を思い出すことができる記帳な存在になるかもしれません。

ダットサングループ(DAT XANH GROUP)

ホーチミン市の郊外部の開発に強みを持つデベロッパーであり、トゥードゥック区や7区などのエリアでオパルリバーサイドなどの大型アパートメントの建設を行っています。今後都市鉄道(ホーチミン市メトロ)の開業などを通じて市街地が拡大していくエリアをいち早く開拓しているため、比較的取得しやすい価格での販売が行われています。

上位5社はどこも特色あるデベロッパー

5社の特徴を一言で表すと、以下のような形になるでしょう。

  • ビンホームズ:ベトナム全土で多数の街づくりプロジェクト
  • ノバランド:ホーチミン市及び周辺省のハイグレードアパートメント
  • エコパーク:ハノイ市郊外の環境と調和した都市区
  • フーミーフン開発:5社中最も広大なホーチミン市7区の開発を
  • ダットサングループ:ホーチミン市郊外エリアのハイグレードアパートメント

ベトナムのデベロッパーの上位5社は上でご紹介したようにどこも特色があり、各投資家の不動産を選ぶ基準によっては同じデベロッパーの物件ばかりを購入するということにもなるかもしれません。

(出典)不動産企業TOP10
https://toptenvietnam.vn/Cong-bo-Top-10-Cong-ty-uy-tin-nganh-Bat-dong-san-nam-2020-9147-1049.html

(参考)建設企業TOP10
https://toptenvietnam.vn/Cong-bo-Top-10-Cong-ty-uy-tin-nganh-Xay-dung–Vat-lieu-xay-dung-nam-2020-9158-1049.html

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