ベトナムの不動産ってどんな感じですか?実際の人気物件を見てみましょう。

ベトナムの不動産ってどんな感じですか?実際の人気物件を見てみましょう。 ベトナム不動産情報

実際のベトナムの物件のイメージをご覧になったことはありますか?投資をしようと考えても、具体的な物件イメージが湧かないですよね。逆に、物件のイメージを持ってもらえれば「これなら投資をしてみよう」と思えるのではないでしょうか。

ベトナムのアパートメント、コンドミニアムは日本とは違うとはいえ、決して劣っているわけではなく素晴らしい物件揃いです。

今回は最も不動産開発が進んでいるホーチミン市の人気物件をいくつか紹介いたします。

ビンホームセントラルパーク

ホーチミン市中心部における最大級の開発プロジェクトであり、2018年には「ランドマーク81」という東南アジア最高層ビルが中心に完成しました。18棟のコンドミニアムとヴィラ、インターナショナルスクール、病院、商業施設が43.9ヘクタールの敷地の中に設けられています。

すでに入居が始まっている棟が多く、マーケットにはすでにオーナーが購入したものの転売物件が増えてきています

ビンホームセントラルパーク

立地はホーチミン市の1区の隣、ビンタイン区に位置しており、日本人街「レタントン通り」までは車で4分(2km)、ビジネス街までも車で6分(3km)にあります。ホーチミン市メトロ1号線のタンカン駅からも200mであり、ビジネスの中心部からは2~3駅です。2021年には開業する予定ですので、鉄道で中心部に移動するのもとても楽ですね。

 

間取りは1LDKから4LDKがあり、50平米台の1LDK物件で23億ドン(≒約1000万円)から、最も人気のある2LDK物件では70平米クラスで33億ドン(≒約1500万円)からとなっています。4LDK物件では100億ドン(≒4500万円)を超え、ペントハウス物件などになれば更に高額になります。なお、ここに記載した価格は現在見つかったものの底値ですので、今後は更に価格が上がっていくと予想されます。

アパートも18棟あるため、それぞれの棟の立地やグレードによっても価格は異なってきます。このあたりは地図や写真をよく見て判断していきたいところですね。可能であれば、現地で実際の部屋を見て、比較した上で購入いただくのがベストであることは間違いありません。

ビンホームセントラルパーク間取り例

間取りはその棟によってもことなり、同じような間取りの部屋が少ないのもこの物件の特徴です。日本のマンションの場合は同じような間取りの部屋がたくさんありますが、この物件では上の図面のとおり部屋ごとにそれぞれ異なる大きさ、形となっています。そのため、希望の価格タイヤサイズの物件と出会いやすいというメリットがあります。

なお、上の図面はビンホームセントラルパーク内のランドマークプラスという棟の図面です。51平米から110平米までの部屋があることがわかります。

すでに完成している物件のため、日本人の居住も多くいくつかの部屋に訪問したことがありますが、部屋によっては窓の外にすぐに別の棟が建っていたりと、高層階だとしても部屋ごとに景色が全く異なる印象があります。また、バスタブがある物件の数は少なく、日本人向けの賃貸やご自身での居住を検討される場合は要注意ポイントでしょう。もちろん、シャワーは付いておりますので、それで問題ないという方でしたり、日本人以外へ賃貸する場合は問題ないともいえます。それぞれの建物の地下には駐車場が完備されており、バイクや車を駐車することが可能です。小規模ではありますがスーパーも各建物に配置されているので、ちょっとした買い物であれば出歩く必要もありません。カフェや飲食店も同じように点在しています。

ビンホームセントラルパークの敷地内にあるランドマーク81にはショッピングモールが入っており、スターバックスやCoCo壱番屋、スーパーマーケットなどが入居しているので敷地内だけでも生活には全く困らないでしょう。

現在は大通りからの分岐点が渋滞しておりますが、周辺道路の工事が進むにつれてこのあたりも改善され、渋滞も解消すると思われます。

ベトナムでは内装工事は各オーナーが自由に行うという特徴もありますので、転売物件の場合は内装がそれぞれ全く異なっているというのも特徴としてあります。新築の場合はデベロッパーから紹介される内装会社に依頼することが多くなりますが、それでもデザインや設備などを自由にオーダーすることができるため、自分好みの物件にすることが可能です。正直、このあたりのセンスは日本人とベトナム人ではかなり異なると感じておりまして、実際に物件にする方のことを考えたデザインにしていく必要があると感じています。

筆者もベトナムでいくつかの物件に住みましたが、正直に申し上げますとセンスが好きではない物件も数多く見てきました。筆者の好みは無難で落ち着いたデザインであり、日本の物件ではほとんど居心地悪い物件はないのですが、ベトナムでは結構あるので本当にセンスが異なるのだと思います。

ビンホームはこのセントラルパーク意外にもホーチミン市内で数多くの開発を手掛けていますが、その中でも市内へのアクセスが良く、大規模なものがこのセントラルパークです。更に中心部に近い「ビンホームゴールデンリバー」や、もう少し郊外の「ビンホームグランドパーク」なども多くの日本人投資家に人気を博しています。特に「ビンホームグランドパーク」の「The Origami」(おりがみ)という区画はビンホームズと三菱商事、野村不動産の共同開発プロジェクトなっており、2020年に売り出しが始まりました。今後も数多くの物件が開発されていくと思われますが、ビンホームの物件を検討されるのであればこの「ビンホームセントラルパーク」は一度足を運んでおくとイメージが湧くでしょう。

エンパイアシティー

もう一件、ホーチミン市の注目の不動産物件を紹介します。こちらはトゥーティエム新都市の中心に位置しており、1区からサイゴン川を挟んでちょうど対岸にあります。1区部屋歩行者専用橋(完成予定)やトンネルですぐにアクセスすることができます。また、サイゴン川を運行する水上バスもあります。

エンパイアシティー

14.6ヘクタールの土地に3000室のアパートメントが建設され、更にホテル、オフィス、店舗なども併設されます。間取りは1LDK(50~65平米)から、4LDK(160~170平米)と広い部屋が特徴です。最も大きなペントハウスは300平米です。

売り出し時の平米単価が3,500~6,000USドルとなっており、例えば2LDK91.4平米のユニットが95億ドン(約4300万円)です。ホーチミン市の新都市区の中心であり、更に現在の中心からも徒歩圏内という立地ですので、立地はベトナム全土の中で最高と言っても過言ではありません。その立地の高級物件がこの価格と考えるとお買い得と言えるのではないでしょうか。今後の値上がりも、十分に期待できます。

2020年11月現在、ちょうど引き渡しが一部物件で始まっておりますがまだまだ建設中のプロジェクトであり、同じエリアでも数多くのプロジェクトの建設が進められています。すでに販売を完了しているものもありますが、どの物件も販売開始後すぐに完売となってしまうので、購入希望物件の条件をある程度固めておいて、あとはタイミングで購入するという考え方も必要かもしれません。販売抽選会なども行われておりますので、現地の信頼できるエージェントとの連携も必要になってきます。日本から個人で購入しようとしたところで、倍率が高い優良物件の購入はなかなか難しいでしょう。

ベトナムの不動産物件まとめ

本記事では供給数の多い大型開発であり、バランスの良い「ビンホームセントラルパーク」、そして新都市区の中心という最高の立地に位置する「エンパイアシティー」を紹介させていただきました。どちらの物件も人気で販売後すぐに完売した物件ですので、売り出し価格での購入は難しいかもしれませんが、転売案件であれば市場に物件が出ています。ただ、この物件をおすすめしたいという意図ではなく、あくまでもイメージを掴んでいただくのが目的でして、これらの物件の他にも数多くの開発プロジェクトが行われています。本記事は特定の物件をおすすめする意図で本記事を制作しているわけではございません。どのような物件に投資を行っていきたいのかを考えて、それをもとに物件を選定していくことをおすすめします。

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